旧前田侯爵邸洋館最後
洋館二階にあがり引き続き管内を散策します。
二階には侯爵の家族の生活スペースとなっており、それぞれの部屋がありました。
侯爵の子供たちの居室です。どの部屋も十分広いのですが長女の部屋が大きく印象的でした。
家族の中でも優遇の差があったみたいですね。
書斎は侯爵が使用していた当時の状態をそのまま残しているそうです。
夫人の居室と夫妻の寝室はやはり館内でも一番日当たりの良い位置にあり特別感が感じられます。
ベッドやソファなど大きく豪華なものなんですが、部屋が広すぎて小さく見えてしまいますね。
こんなゆったりした部屋、とても素敵だけどもし住んでみたらなんだか落ち着かなさそうです笑
女中室
侯爵家族のお世話をするお手伝いさんの居室は伯爵家族の部屋と比較して狭く、配置も北側であったり日当たりの悪い部屋が多かったです。
100人以上の使用人に対しては部屋の数も広さも足りないようにみえ、多くの方は通いで仕事に来ていたそうです。
暖炉のような家具が各部屋にありますが旧前田邸ではセントラルヒーティングシステムが利用されており、ボイラー室から出た温風と蒸気が館内を巡りここから出るようになっているようです。
冬なのに邸宅の中は足元から暖かくゆっくり散策することができました。まだまだ寒い冬の日のお出かけにおすすめですね。
建物の外に出て、芝生広場側からの外観も。
2時間くらいかけて旧前田家の和館と洋館を散策し、駒場公園を後にしました。
無料で見学できるのに見どころがたくさんで都内のお出かけスポットとしてオススメできます。
駒場公園には桜の木もたくさんあったので、見頃の時期には洋館と桜の組み合わせも楽しめそうですね。