コモログ

好きなカメラを携えて、おりたたみ自転車でポタリング。育児中心の日々の記録

「PENTAX K-1」体感&トークライブに行ってきた

ベルサール新宿セントラルパークにて行われていた「PENTAX K-1」体感&トークライブに行ってきました。

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様々なカメラおよびアクセサリーメーカーが集まるCP+と異なり、PENTAXの新商品である「K-1」の紹介に特化したイベントです。
PENTAXさんがこのような単独イベントを開催することは珍しいことですが、全国13もの都市で開催されておりファン待望のフルサイズ機投入にメーカーの気合の入りっぷりが伺えます。

2016年3月13日K-1体感&トークライブ-1


「PENTAX K-1」を様々なレンズを使用して体感でき、また人気写真家の先生たちのギャラリーおよびステージトークを楽しむことができます。
これで入場無料とは素晴らしい。

入場してまず目にするのは「smc PENTAX-FA 31mm F1.8 AL Limited」を装着した「PENTAX K-1」
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・・・美しい


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グッズコーナーや恒例のカットモデルおよびスケルトンモデルの展示がありました。
こういうカメラやレンズの中身が見ることができるのは、内部の機構や構造に興味がある方には堪らないのでしょうね。

またまた「PENTAX K-1」をタッチ&トライ

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CP+でも触ってきたくせに性懲りもなくまたお触りにきました。体感コーナーはステージトークの開催中ということもあり待ち時間0で触ることができました。
CP+での待ち時間が嘘のよう。1人あたり5分間の持ち時間ですが、後ろに待っている方もいなかったため思う存分触らせていただきました。

タッチ&トライコーナーは「DFAレンズを試すことができるコーナー」と「DAレンズおよびFAレンズを試すことができるコーナー」に別れています。DFAレンズは現在所持していないため、DAレンズおよびFAレンズのコーナーで色々試してみました。

肌色補正モード

「K-1」からの新機能の一つに撮影時の肌色補正モードがあります。
メーカーの方にお話を聞いてみると、肌色部分を検知し日本人の肌に合わせて赤みをおびた血色の良い発色に補正してくれる機能とのことです。
補正のレベルとして「補正なし」、「Type1」、「Type2」が用意されています。
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試しにスタッフのお兄さんをモデルに何枚か撮影させていただくと確かに肌の発色が補正されて綺麗に見えました!

撮影後にPhotoShop等を用いて補正することもできるとは思いますが、そもそもPhotoShopを持っていませんし一枚一枚補正するのは大変です。これはワイフの写真をよく撮る自分に撮って多用する機能間違いなしですね。


ところでこの機能の気になるところは、1枚撮影する度に画像データを補正するため処理待ち時間が体感1〜2秒もかかる点。
せっかくの機能ですが待ち時間が発生するようでは、なかなかさくさく撮影することができなさそう。

そこでメーカーの方に「RAWで撮影しておいて現像時に補正をかけることはできませんか?」と聞いてみました。
回答は「できます!」

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RAW現像メニューにてしっかり確認できました。
これならかなり実用度高そうです。

使用頻度の高そうなクロップモード切替

新規に搭載された3つ目のダイヤル。スマートファクションダイヤルによって露出やISO値の変更など様々な設定の変更をスムーズに行うことができます。
中西さんがステージトークでも仰っていましたが、このスマートファクションダイヤルを用いたワンタッチでのクロップモード切替はかなり有用そうだなと感じました。他のメーカーもクロップ機能は搭載されていると思いますが、ここまで切替が簡単ではないと思います。

ズームレンズよりも小型で明るい単焦点レンズを好む自分にとって(良いズームレンズは高く、そもそも手が出ない)レンズを交換することなく、FF機とAPS-C機の画角を切り替えができる点はシャッターチャンスが増えることに繋がります。

欠点としてクロップにより有効画素数が3640万画素から1536万画素に落ちる点があります。しかし、1536万画素って現在使用している「K-30」の1628万画素と大差ありません。
僕は現在の「K-30」の写りにはまったく不満もなく、見分けがつくほどの大判プリントを行う予定もないのでクロップモードを多用しても問題ないと思っています。

ユーザーを考えた細かい気配りが素晴らしい

LEDライトを使用した暗所での操作性向上を始め、「K-1」はユーザー目線でのかゆいところに手が届く気配りが多く搭載されています。

僕は上位機種を持っていないため、もしかしたら「K-3」等には備わっているかもしれませんが縦に構えた時にディスプレイ表示も縦方向に回転するのは感動しました。
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(追記 上級機には標準搭載機能のようですね)

さらに上がった高感度撮影時のノイズ低減と手振れ補正機能

高感度撮影体験コーナーもありました。
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撮影データは持ち帰ることができませんが、撮影画像を見ると5軸5段の手振れ補正機能はしっかり働いていました。
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シャッタースピード1/5でも手振れを補正され、しっかりと撮影できていました。
ノイズの感じ方は人それぞれですが、ISO値6400くらいまではノイズが気にならない写りでした。

高感度に強いということは重くてかさばる三脚を持ちださなくてもある程度の夜間撮影が可能ということでフットワークが軽くなります。

まとめ

「PENTAX K-1」じっくり触ってみるとますます欲しくなってきます。

自分はリアルレゾリューションによる超解像などの機能はあまり使いそうにはないですが、「K-30」からのステップアップとして欲しいと思っている機能は全部搭載されています。
特にクロップモードによる「1つのレンズで異なる画角を楽しめる点」パワーアップした高感度撮影機能による「暗所での撮影チャンス増」はスナップ撮影においてかなり使えそうな部分だなあと思います。
「カメラは小型軽量が好き。小さいは正義。」というモットーでしたが、僕の使用用途においてシステムのトータルバランスを考えると立派な小型軽量システムであり、間違いなく買いだなぁという気持ちが強いです。

「K-1」の体験だけでなく、好きな写真家である中西敏貴さんのトークも聞くことができて大満足のイベントでした。
http://komori.hatenadiary.com/entry/2016/01/17/225605komori.hatenadiary.com
北海道美瑛町いつか行ってみたい・・・


おまけの各FA Limitedシルバーレンズの装着図

FA 31mm
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FA 43mm
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FA 77mm
2016年3月13日K-1体感&トークライブ-16

もう似合ってるから黒ボディでいいです。メーカーの方に「シルバーボディはいつ出ますか?」って聞いてもまだ予定はありませんと言われました。それはそうですよね予定あっても言えないですよね。


以上「PENTAX K-1」体感&トークライブの感想でした。

発売まで残り1ヶ月半あまり、いつ買うかが問題です。
できればさっさと購入宣言をしてデビューキャンペーンに乗っかりたいですね。