コモログ

好きなカメラを携えて、おりたたみ自転車でポタリング。育児中心の日々の記録

いろいろ拗らせてフィルムカメラ「PENTAX MZ-30」を入手する

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前回の記事にも書いたようにフィルムカメラに手を出しました。 経緯と共に、ここのところ感じているカメラというか写真や機材についてモヤモヤしていることを吐き出しておきます。

※すごくすごく駄文です

経緯

昨年勢い余って購入したPENTAX K-1というカメラ。

今思い返せば完全にレンズからボディが生えるという形でした。FA Limitedレンズをフルサイズ機で使ってみたかったから買ったといって過言はないでしょう。

かれこれ10ヶ月間使い続けており、使っていてとても楽しいカメラです。ただ、自分にはポテンシャルを活かしきれていないと感じることも。
重さがネックとなり持ち出すのが面倒に感じる時もあります。 生活環境がガラリと変わり、前ほど写真を撮りに遠出もできなくなったのもあるでしょう。

そのためここのところ色々とカメラ体制について考えることが多くなりました。

・いまの自分の用途だとハイエンド機を使わなくてもいいんじゃない?
・フルサイズだとレンズも高くて重い
・新しく発表されたDFA50mmもなかなかのサイズ感
・子供の写真を沢山撮りたいが、子供の面倒を見ながら重いカメラを持ち運ぶのは大変では
・となると候補は軽量のAPS-C機かm4/3機
・ただ、やっぱりフルサイズのボケ味は大好き
・もしフルサイズの画角が使いたかったら、フィルムカメラを使えばいいんじゃない
・食わず嫌いをやめてミラーレス機も視野に
etc

本日めでたく発売されたAPS-C機「PENTAX-KP」が大変質感良く小型軽量と魅力的。物欲をガンガン刺激してくることもあり、K-1を手放してKPとフィルムカメラの体制を導入する妄想まで始まる始末。

そんなことをグタグタ考えていた時に、Twitterにて偶然PENTAXのフィルムカメラの貰い手を募集されている方を発見。 コンタクトをとりカメラを譲っていただきました。ありがとうございます。

PENTAX MZ-30

入手したのはPENTAX MZ-30。 2000年2月発売ということで17年前のカメラになります。

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キャッチコピーは小型・軽量AF
たしかにK-1と比べてみても高さ厚み共に一回りも二回りも小さく、重さも375gとK-1のおよそ3分の1です。

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撮影モードはオート、Av、Tv、Mの他にシーンモードも搭載されています。
ドライブモードには多重露出撮影モード搭載。 露出ロック用のメモリーロック(ML)ボタン・明るさ調整ボタンも搭載されており撮影するには十二分の充実度。
フィルム時代最終期のモデルであり、これらの機能は現在のデジタル一眼レフカメラにも継承されていますね。

意外だったのは、絞りの制御もカメラ側で行える、というよりもレンズ側で絞りを調整できないという点。
てっきりフィルムカメラはすべてレンズの絞り輪でF値を調整するものだと思っていました。 IMGP9378

絞り輪の位置はオート(A)に合わせておかないとエラーになります。 ということは絞り輪のついてないデジタルカメラ用のKマウントレンズでもイメージサークルに収まればケラレることなくAFで使用できるはずですね。

手持ちのFAレンズを付けてみる

なんの因果か現在所持しているKマウントレンズの半数がもともとフィルムカメラ用。
MZ-30と発売時期が近いということもあり、FA Limitedシリーズを付けてみるとものすごく自然。これが本来の姿だったのだなと感慨深くなります。

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やっぱりシルバーレンズにはシルバーボディが似合います( ´ ▽ ` )

フィルムカメラを使ってみて今後どうしよう

小型軽量はやっぱり持ち出しのハードルを大きく下げてくれます。
MZ-30はフィルム初心者でも迷うことなく自然に使えてます。カメラ任せの設定でも失敗することなく綺麗に撮ることができました。フィルムカメラ入門にとても良い機種を頂けましたm(__)m

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フィルムは撮影時はもちろん現像時も「どんな写真がとれているんだろうか」とワクワクを味わうことができ、写真を二度楽しめます。

いままで撮った写真のほとんどは印刷せず、撮りっぱなしのものが多かったのですが。 現像が必須なフィルムカメラのほうが、撮った写真をあとで振り返ることが多くなる気がします。

フィルムカメラでは特に家族写真を沢山撮っていきたいなあと思います。

一方、フィルムの良き部分を感じつつもやっぱり手軽に撮影できるデジカメも手放せない。
無理に新しいものを急いで買う必要はないのですが、生活の変化に合わせて色々機材について考える(妄想する)のもまた楽しい。
これからのカメラ体制をどうしていくか、またじっくり考えたいと思います。

視野を広く持つために現在開催中のCP+2017ではRICOHさんだけではなく色んなメーカーのカメラに触れてみたいです。