引き続き。EOS Rについて店頭で触った感想を書いてます。
快適なファインダー・フォーカス周り
前回は自分好みにカスタマイズ可能な操作性について述べました。
今回はカメラとして最も重要?なファインダー・フォーカス周りでの感想を書きます。
快適なAF
狙ったところに俊敏に合います。 RF24-105mmをでの確認でしたが、現在使用しているEOS M6よりも合焦速度が明らかに向上していました。 要因はRFマウントになったためか、はたまた映像エンジンDigicの進化によるものなのかは分かりません。
とてもお世辞にも早いとは言えなかった初代EOS MのAFと比べ、基本性能の進化は間違いありません。 AF性能の本当の実力は、手元に来てたくさん撮影してみないと分からないのですが
快適なファインダー
ミラーレス機のEVF(電子ファインダー)は、レフ機のOVF(光学ファインダー)と比較して色味に違和感があり使いづらいというイメージがもともとありました。
EOS RのEVFを覗いてみてそんな評価は一転。
広いファインダーに映し出される精細な描写の虜に!
これは言い過ぎですが、昔使ってみたミラーレスカメラのEVFと比較して格段に見やすく進化していました。
縦位置に対応しているのも撮影時の設定項目の確認がしやすくポイントが高かったです。
マニュアルフォーカスも容易に
EVFの利点として、ホワイトバランスなどの変更が撮影前にわかる他にマニュアルフォーカスの容易さも挙げられます。
マニュアルレンズもEVFならではのピント部拡大やピーキング表示の恩恵を受けるべく活躍予定です。
他マウントのレンズがフルサイズ画角で使える
マニュアルフォーカスのレンズといえば、昔の絞り環付きの レンズであればマウントアダプターを介してEOS Rでも使用可能になります。
私の場合はCarl Zeiss (カールツァイス) Planar T* 50mm F1.4 ZK(PENTAX用) や手放さずに残したFA LimitedレンズをマニュアルフォーカスレンズとしてEOS Rで使用する予定です。
いままではフルサイズミラーレスにて使用できるのはSONYのαシリーズだけでしたがニコン・キャノンと選択肢が増えました!
タッチアンドドラッグAF
ファインダーを覗きながらディスプレイをタッチアンドドラッグすることでAF点を自由に操作することができます。
この機能、EOS M5から搭載されたのですが差別化の為かEOS M6には搭載されなかったんですよね…
その割にEOS kiss Mにも搭載されており、EOS M6ユーザーには羨ましいことこの上なかったです。 満を持してのフルサイズ機にも搭載です。
ファンクションバー
前評判では全く使えないだとかいろいろと物議を醸しているEOS Rより設置された新しい操作部。 たしかに店頭で触った際には慣れが必要だなと感じましたが、こういった新しい機能を盛り込む姿勢は好ましいです。
私の場合はここにAF設定やピント情報表示を設定して運用しようと考えています。
AF時 | AF設定 |
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スライド操作 | 方式を設定 |
左端タップ | 瞳AF |
右端タップ | AFフレームサイズ |
MF時 | ピント情報表示 |
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スライド操作 | 縮小/拡大 |
左端タップ | フォーカスガイド表示 |
右端タップ | ピーキング表示 |
この設定によりピーキングの入切や拡大がワンアクションで出来そう。
ファンクションバーもマニュアルレンズを装着した際の操作性の向上に一役買うのではないかと期待しています。
基本的な部分を押さえて、プラスの要素もあり
実機を触った限りEVFやAFといった基本的な部分はしっかりと作りこまれていて安心して使えると感じました。
プラスαの要素としてミラーレス機ならではの操作性も搭載しており、実際に使い込むのが楽しみです。
そうこうしているうちに発売日が近づいてきました。