手持ちのフルサイズ対応レンズまとめ第3弾
第1弾はこちら
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今回は下記のレンズについてエントリーします。
smc PENTAX-FA 43mm F1.9 Limited
概要
今から19年も前にFA Limitedシリーズとして最初に発売されたレンズ。焦点距離43mmと少し広目な画角。APS-C機での使用時には66mmと中望遠レンズに近い焦点距離になります。
印象としては癖の強いFA31mmや FA77mm と異なり自然でナチュラルな写りの優等生レンズ。
購入経緯
FA31mm、FA77mmと揃えて使っていると残りの一本を購入するのは時間の問題でした。お値段もFA Limitedシリーズの中で一番低いため最後のハードルは低かったです。
他にもDFA100mmマクロレンズやDA★55mm等ほしいレンズはたくさんあったのですが、FA Limitedコンプリートに気持ちが傾き本レンズの購入に至りました。
ただ、満を持して発売されるフルサイズ機のイメージサークルにもバッチリ対応しており、フルサイズで使いやすい焦点距離のレンズのため、 結果として 良い選択だったのかなと思います。
FA Limitedを揃えてしまったが故にK-1購入意欲が高まってしまったとも言える。卵が先かヒヨコが先か・・・
良い点
F値1.9の明るさ
綺麗なボケ味、しっかりとした解像力
パンケーキサイズの非常にコンパクトなボディ
癖のない自然な写り
悪い点
クイックシフトフォーカスに非対応
APS-C機で使用する際には焦点距離が中途半端
最短撮影距離が0.45mと遠く寄れない
最大撮影倍率も0.12倍と低い
重量
メーカー公表値は155gですが計ってみると若干公表値より重い…
カメラ本体に装着するとレンズ自体の重さはほとんど感じません。小型軽量のため念のためカバンの中に入れておいても気にならず、持ち出すのが全く苦になりません。
PENTAX K-30に装着した図
純正フードは取り外し可能。取り外すことによりパンケーキレンズと呼ばれるほどにコンパクトになります。
APS-C使用ではDA40mmのドーム型フードがケラレることもなく使用することができます。
こちらは純正フード装着時よりも更にコンパクトになり、小型である利点を強化できます。
レンズの保護の観点からも純正フードよりもガード力が高そうと考え、購入するかどうか迷っていましたが、結局購入することなくフルサイズ機での使用に移りそうです。
以下駄作例
まだ購入してから日が浅いため撮影回数はFA31mmおよびFA77mmよりも少ないです。
ボディ側の設定にもよりますがこってりとした彩度の高い色乗りではなく、あっさりナチュラルな色乗りな印象です。
パンケーキのような小型サイズですがそこはLimitedレンズ。美しいボケに高い解像力、ナチュラルとは言え綺麗な色乗りが魅力的です。
APS-C機で使ってきた上での所感
換算66mmという中望遠寄りの悪く言えば中途半端な画角。スナップ使いとしては全体を写すのではなく、狙った被写体を切り取るといった使い方が主となると思います。
中望遠の長さであるため散歩をしながら気の知れた知り合いを写すポートレートレンズとしての使い勝手はなかなか良い。被写体との自然な距離感で撮影ができます。
人気の高いFA31mmおよびFA77mmの影に隠れがちなレンズですが、癖が少なく自然な写りのため安定して良い絵を出してくれる優等生レンズ。
特にフルサイズが発売されることによって本来の広目の標準画角で使用できるようになり、再評価されると思われる一本。実際に現在の価格は今年1月の購入時より1万円以上値上がりしています。需要が高まっていることが伺い知ることができますね。
この他にもDFA100mmMacroレンズや、DA★300mmなどフルサイズ対応レンズは高いものですと三ヶ月前より2万円以上も値段が上がっています。
この値上がりは僕も含めてユーザーにとって悩ましい問題ですが、RICHOさんにとっては嬉しい悲鳴ですね。
いよいよ明後日はK-1の発売日。明日にはフラゲ組の報告が上がりそうなので楽しみです。長年のユーザーが待ちわびたフルサイズ機の発売でPENTAXが盛り上がりますように。